構築経緯
全国ダブルルールの際に使っていた、初手こうかくレンズレイスポスのおにびorバークアウト、トゲキッスのあくびが使い易く禁止伝説ルールでも流用できないか考えた。
↓が全国ダブルルールでの使用構築。
単純にザシアンに対して上からおにびを入れることができれば強いと思ったのでレイスポスの枠を黒バドレックスに変更。
トゲキッスはイベルタルなどにあくびを入れることができるので絶対に活躍できると確信していたので変わらずに採用。
最初は禁止伝説枠をサポート寄りに使用することに対して疑問を感じていたが、裏に控えさせている弱点保険ツンデツンデが禁止伝説にも負けない能力だと思っているので、ツンデツンデをダイマエースと考えた。弱点保険起動役はもちろんサマヨールとした。
黒バドレックス、トゲキッスの苦手相手としてレジエレキのエレキネットがかなりキツかったのでこちらもレジエレキを採用とした。
また追い風カイオーガの上からエレキネットを入れたい為、スカーフレジエレキとして考えた。
ここまではS15でも使用していた。
最後の枠として地面タイプが重くなったので氷タイプを検討していたが、それよりも初手に出てくるガオガエンが重いことが分かった。
S15については初手ガオガエンに苦労してあまり勝てなかった。
ガオガエンに対しての選出圧としてボルトロスを採用とした。やはりボルトロスを加えることによってガオガエンの選出が減り、苦労バドレックスの通りが良くなった。
これにて構築が決定。
個別解説
ボルトロス@いのちのたま
ようき まけんき
154-167(252)-91(4)-x-100-179(252)
ばかぢから
まもる
主な役割は初手ガオガエンへ対しての選出圧。
相当通りがいい際は初手ダイマとして使用するが対策もかなり進んでいた為、選出は多くなかった。
バドレックス 黒馬@きあいのタスキ
おくびょう じんばいったい
175-x-100-217(252)-121(4)-222(252)
アストラルビット
ワイドフォース
バークアウト
おにび
禁止伝説枠。構築経緯でも記述したが、おにびorバークアウトを入れるサポート型とした。ただレイスポスとの違いとしてアストラルビットという強技があるため、相手によってはアタッカーへと使用できる点が素晴らしく強かった。レイスポスよりも使用感は良かった。
持ち物に関してはこうかくレンズを持たせたかったが禁止伝説が一撃で落とされるのはあまりにも勿体無く感じた為、きあいのタスキとした。おにび外しは一気に負けに繋がるが、当ててくれるケースが多かったので良かった。まもるが欲しいがどの技も外せないので今回は不採用となった。ワイドフォースの使用があまり無かったが対フシギバナには外せなかった。
ザシアン、ボルトロス、ランドロス、グラードンにはおにび、構築単位で苦手なディアルガに対してはバークアウトとあらゆる敵に対応できるので素晴らしい禁止伝説枠だった。
もちろん選出しない試合は無し。全試合選出。
レジエレキ@こだわりスカーフ
ひかえめ トランジスタ
155-x-71(4)-167(252)-70-252(252)
エレキネット
かみなり
黒バドレックスが苦手とするレジエレキ対策。
黒バドレックスを使用していて1番されたくないことはエレキネットによってのS下降からの隣のポケモンに落とされること。その対策としてスカーフレジエレキとした。こちらのエレキネットで相手のレジエレキがスカーフでない場合は黒バドレックスが上を取れるのでアストラルバットと合わせてかなり強力であった。
また禁止伝説ルールの序盤で流行した追い風カイオーガに対してもS-1となれば黒バドレックスが上を取れるので構築的にスカーフレジエレキがハマった。
かみなりの採用としてはダイマックス時の火力が欲しかったので。スカーフであれば準速で良いと考えひかえめで使用していたが火力不足を感じていた。素かみなりを打つシーンがたまにあったが基本的には初手でエレキネットをしまくった。
ゆうかん ビーストブースト
168(252)-201(252)-231-x-122(4)-29
ジャイロボール
ボディプレス
本構築のダイマ枠。弱点保険を発動させ一気に全抜きしてもらった。トリル下のツンデツンデに関しては禁止伝説並の強さがあった。特に弱点保険を発動した後ビーストブーストでBを上げる事によって弱点である地面、格闘にも対等に戦えるところが強かった。さみしがりツンデツンデの採用も考えたが、長所である物理耐久を下げることに対して抵抗があったことと、弱点保険によって火力は十分に出せるのでゆうかんでの採用とした。
Sについてはサマヨールより速い必要があるのでV個体としている。
いかくを入れられてもダイナックで補うかダイマックスが枯れたときのボディプレスを考えてダイスチルでゴリ押しするかは状況を見て考えた。
場作りとして意識することはツンデツンデorサマヨールでトリックルーム貼った次のターンにツンデツンデとサマヨールの2体を並べること。下記のトゲキッスのこのゆびとまれをうまく利用して並べる事が多かった。
上記の理由から技構成についてはまもるではなくトリックルームの採用としている。
トリックルームターンを枯らすことが1番してはいけない事なので、ツンデツンデ自らトリックルームを貼り、次のターンにダイマックスする試合も多々あった。じならし→弱点保険は隣のポケモンが落ちた後にサマヨール出しで間に合います。
のんき おみとおし
147(252)-90-183(132)-x-166(124)-27※最遅
じならし
サイドチェンジ
ツンデツンデへの弱点保険起動、トリックルーム役。個人的にはサマヨールのトリックルームが1番使いやすいと思っている。さらにサマヨールとツンデツンデの相性の良さもピカイチだった。じならしは勿論のこと、ツンデツンデの弱点である格闘技をサイドチェンジで透かせるのでかなり使用した。技構成についてはサイドチェンジではなくいたみわけを採用していたが、サマヨールを後出しすることが多くいたみわけを選択するケースが少なかった為サイドチェンジに変更した。じならしが入っているからかサイドチェンジを読まれることが少なかったのでかなり活躍してくれた。
トゲキッス@ソクノのみ
おだやか きょううん
189(228)-x-115-140-177(204)-110(76)
あくび
まもる
黒バドレックス対策としてオーロンゲ、ブラッキーが増えたことによってトゲキッスの通りが良くなった。採用理由としてイベルタルなどのダイマックスポケモンにあくびを入れることやトリックルームの補助を目的としていたが悪タイプ相手に活躍が目立った。
D耐久に多く振っているので黒バドレックスに対してもいい活躍をしてくれた。火力不足は否めないがそれ以上にサポートが優秀。
黒バドレックスと初手選出が多かったがレジエレキが重くなるのでソクノのみは外せなかった。リリバのみ採用も100万回以上迷ったが、レジエレキ、ボルトロスを考えソクノのみとした。